これまで行ってきた生物多様性広報活動の内容について詳しく紹介したいと思います。

私たちは、私たちが通う高校の全校生徒の前でプレゼン発表をする機会をいただきました。

プレゼンではPecoのボランティアの活動内容をはじめ、発展途上国や熱帯地域の森林伐採などによる環境破壊が私たちの生活と大きく関わっていることや、最終目標として掲げていたマングローブの植林について、なぜマングローブを選んだのかを発表しました。ここでは、その一部を掲載したいと思います

環境破壊について

 

近年、発展途上国や熱帯地域で起きている森林伐採、砂漠化などの環境破壊が深刻化しています。発展途上国や熱帯地域の環境破壊はその場所のみの問題ではなく、私たちの生活にも深く関わっています。日本をはじめとする先進国に住んでいる私たちの豊かな生活を支えているのは、発展途上国や熱帯地域の自然だといっても過言ではないのです。私たちの生活に必要なものを大量に生産するために、発展途上国や熱帯地域の自然を広範囲にわたって破壊しているのが現状です 。そこで、日本に住む私たちが少しでも私たちの生活を支えるために失われた自然を取り戻すことに意味があるのではないかと考えました。

マングローブについて

 

私たちがマングローブを選んだ理由になったさまざまな恩恵を紹介します。

 

①生物への恩恵

マングローブは汽水地という海水と淡水が混ざるところに生息しています。そのため、干潮のときは干潟のようになり陸の生き物の住処に、満潮のときは水の生き物の住処になります。もちろん木の上に生息する動物の住処にもなり、多種多様な生物の住処になっています。そのことから、マングローブ林は「生命のゆりかご」とも呼ばれています。

②地球への恩恵

マングローブは通常の植物よりも二酸化炭素の吸収量が多く、二酸化炭素が原因の地球温暖化の軽減につながります。吸収した二酸化炭素は根っこを通して地中に蓄積されていきます。


③人間への恩恵

マングローブ特有のたこの足のような根は、海水の浄化作用を持っています。また、防波堤の役割も果たしており、人々の安全も守ることができます。

私たちは「Hands on Flora 」というキャッチフレーズの下で、国内外の人々に日本の生物多様性の素晴らしさと、それを大切に利用してきた貴重な日本の文化を広く伝えようと考えました。

そこで、 京都で有名なお茶の花や馴染み深い藍の花、イロハモミジを主に利用したストラップやキーホルダーを開発・製作したものを販売しています。販売の際には、生物多様性について説明したポスターを掲示し、多くの人々に生物多様性についての知識を少しでも深めてもらおうと思っています。

 

 

学園祭の模擬店販売とポスター掲示の様子。

2011年度の模擬店では、ドライフラワーを閉じ込めたストラップとキーホルダーは完売し、そのほかにもマグネットやもみじを利用したしおりなどを販売しました。販売で得た利益はマングローブの苗を購入する費用として利用しました。

 

 

 

キーホルダー製作の様子。

お花を摘むことからドライフラワー、樹脂に固める作業、金具付けの作業まで全てメンバーの生徒が行っています。